3316 エッグチェアEGG CHAIR
デンマークが生んだ代表ブランドFritz Hansen
デンマークの建築家アルネ・ヤコブセンの代表作のひとつエッグチェア。コペンハーゲンにあるSASロイヤルホテルのためにデザインされ、1958年独創的にして斬新なフォルムを見事に実現し発表されました。その名は側面から見たシルエットからエッグ(卵)チェアと名付けられました。ロビーでの使用を前提に、一つのテーブルを囲んで、他の人たちとは隔離された空間をつくるために、フォルムに設計されていいます。ヤコブセンは彫刻家のように、自身のガレージで粘土を使用しシェルの完璧なフォルムを追求しました。エッグチェアは、その独特のハイバックにして体全体を包み込むようなフォルムにより公共の場においてもわずかなプライベート空間を作り出し、プライバシーを保つことを可能にします。ラウンジや待合室、そして住宅での使用に理想的です。
エッグチェアが誕生したSASロイヤルホテルについて
1960年に竣工したSASロイヤルホテルはデンマーク国内初の高層ビルで、首都であるコペンハーゲンに建てられました。建築設計は北欧を代表する建築家アルネ・ヤコブセンで、彼はこのホテルの設計に建物だけではなく照明器具・椅子はもちろん食器類やスープ用のスプーンまで一貫して手がけています。ヤコブセンは、SASロイヤルホテル建築に当たって、ドイツモダンニズムやミース・ファン・デル・ローエなどの影響を受け、モダニズム=工業化のための理論を駆使しました。しかしここで、無条件に踏襲するのではなく、デンマークの技術力にあった範囲内で採り入れたのです。SASロイヤルホテルは数百年前から残っているような石造りの建物が目立つコペンハーゲン市街にひときわ威容を誇っています。



エッグチェアのシート技術について
安楽性も合わせてデザインされ、ゆったりとくつろぎながら談笑することができるエッグチェア。座面と背が一体の成形合板に続いて、新素材と新製法である硬質発泡ウレタンを世界で初めて家具に採用しました。ウレタンフォームと張り地の接合では接着剤を用いず”重し”のついた型で片面づつ張り合わせていきます。その後職人の手作業によって両面の張り地が縫合されます。特別注文によって張り地にはらこや毛皮を用いることもあります。
エッグチェアの張り地について
- ・フェイム(FAME):ウール95%、ポリアミド5%
- ・トーナス(TONUS):ウール90%、ナイロン10%
- ・ハリンダル(HALLINGAL):ウール70%、ヴィスコース30%
- ・クラシックレザー:表面は少しざらざらした質感で、保護コーティングがされています。
- ・レザー:クロムを一切含まない植物タンニンを用いて鞣した天然色の革。染色や保護コーティングはされていません。使っていくうちに色が濃くなります。


エッグチェアのベースについて
エッグチェアのベースはアルミ製の台座とサテン仕上げのスチール脚から成るスターベースです。
北欧家具.comはフリッツ・ハンセン社の正規代理店です。
北欧家具.comはデンマークのフリッツ・ハンセン社の純正商品を取り扱っております。安心してご購入いただけます。
エッグチェアフォトギャラリー
- メーカー
- Fritz Hansen
- 商品
- チェア
- サイズ
- W50 x D52 x H78 x SH44 cm

Fritz Hansen社:
アルネ・ヤコブセンのセブンチェアを語る上で、欠かせないのがフリッツ・ハンセン社の存在です。
ヤコブセンとともに、成形合板や硬質発砲ウレタンといった、新素材や新技術に対して果敢に挑戦し、それまで考えられなかった椅子をこの世に送り出してきました。
フリッツ・ハンセン社の協力なしには、流麗な曲線の美しい椅子は決して誕生しなかったに違いありません。
フリッツ・ハンセン社は、1872年の創業以来、「機能性」「革新性」「時代の超越性」「シンプルさ」の四つのコアを持つ品質の高い家具を生産し続けています。
そんな会社だったからこそ、ヤコブセンと組むことで、お互いに生き生きと新素材や新技術を積極的に採り入れ、家具の歴史を塗り替えていったのです。。
アルネ・ヤコブセン
Arne Jacobsen

建築、家具、食器、カトラリー、照明、テキスタイルと生活に関わるあらゆるモノに携わる建築家、デザイナー。
1902年デンマークの裕福なユダヤ系の家庭に生まれ、工業技術学校→王立芸術アカデミーという、まさにエリートコース
を歩み、学生時代からパリ万博の銀賞を受賞するなど早くからその才能は高く評価されていました。ヤコブセンには、天才肌にして尊大だというイメージがあります。パイプをくわえた写真がそうイメージさせるのかも知れません。しかし実際は、一つのことに我を忘れて邁進する、極めて意志の強い人でした。
自分が目指すグランドデザインを実現するためには、あらゆる努力も惜しまない、それゆえに、まだまだ伝統を重んじていたデンマークにあって、モダニズムの建築を作り上げることができたのであり、セブンチェアやエッグチェアなどの新素材・新技術を使った画期的な名作椅子の世に送り出すことになります。
"天才は一日してならず"ヤコブセンも実は努力の人だったのです。
代表作:
・アントチェア(1952)
・セブンチェア(1955)
・スワンチェア(1958)
・エッグチェア(1958)
---コペンハーゲンのSASロイヤルホテルのロビー・ラウンジ向けにデザインされました。










